Synergy™は、サブ10からサブ20fsまでのパルス幅を発生するチタンサファイア発振器です。市場において、さまざまな製品がある中、Synergyレーザー発振器は平均出力500mWから1.2W、ピーク出力MWレベルで出力します。他のシステムと比較して、より低い励起パワーで優れた効率が確保されており、これはユーザーの維持コストを低くする証しとなっています。
Synergy PRO(3) | Synergy M1(4) | Synergy 20(3) | Synergy 20 UHP(4) | |
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パルス持続時間 | <10 fs | <10 fs | <20 fs | <20 fs |
バンド幅 (FWHM) | >100 nm | >100 nm | >40 nm | >40 nm |
平均出力 | >500 mW | >1000 mW | >500 mW | >1200 mW |
パルスエネルギー | >6.6 nJ | >13.3 nJ | >6.6 nJ | >16 nJ |
ピーク出力 | >660 kW | >1250 kW | >330 kW | >800 kW |
中心波長 (標準)5 | 800 nm ±10 nm | |||
繰返し周波数 (標準)5 | 75 MHz | |||
ノイズ (9Hz – 3MHz) | <0.05% rms | |||
出力安定性 (peak-to-peak)6 | ±1% | |||
ビーム径 (1/e2) | <2 mm | |||
ビーム拡がり角 | <2 mrad | |||
M2 | <1.3 | |||
偏光 | >100:1 (水平) | |||
Femtolock™ 2 | オプション |
注釈:
Synergyの心臓部として、分散ミラー(DM)は、熱的に安定化されたベースプレートに固定されています。最高品質の超低損失の光学素子と、コンパクトな機構部品は、これまでにないパルス幅、出力レベルと高効率を提供します。外部キャビティ分散補正制御(ECDC)ユニットは、超短パルスをユーザーのターゲットに達するまで分散させることなく、維持したまま到達させる事ができます。この様にDMキャビティは、必要部品を極力抑えることにより揺るぎ無い安定性、超低ノイズで優れた性能を提供します。
非常にパルス幅が短く、高いピーク出力が必要なアプリケーションの場合、Spectra-Physicsはさらに優れたSynergy M1システムをお勧めします。特許であるDM技術は、M1モデルを市場で入手できる超短パルスレーザー発振器の中で最もピーク出力が高く、ニア・ガウシャン形状で極めてバンド幅が広いシステムに拡張します。 製品の使用期間全般にわたり、その製品寿命まで優れた性能を確保するためSpectra-Physicsは、お持ちのSynergy超短パルス発振器に、高レベルのアフターケアを提供させていただいております。
Synergy レーザーのパワーを検証および分析するには、Ophir 3A-PF-12 (7Z02720) サーマル センサーおよびCentauri レーザーパワーメーターをお勧めします。このレーザー測定装置に関する追加情報は、ophiropt.com の Web サイトでご確認いただけます。アプリケーションによっては、他の Ophir センサーとディスプレイも Synergy に適している場合があります。 また、 Ophir はレーザーシステム開発者と協力し、OEM ソリューションとしてシステムパフォーマンスをモニターする組み込み型ビームプロファイリングを可能にしています。