仕様

出力特性

Solstice Ace
パルス幅2,3 <35 fs–<120 fs
繰返し周波数4 1 kHz 5 kHz 10 kHz
平均出力
Ascend 60 >7.0 W >8.0 W >7.0 W
Ascend 40 >5.0 W >6.0 W >5.0 W
パルスエネルギー
Ascend 60 >7.0 mJ >1.6 mJ >0.7 mJ
Ascend 40 >5.0 mJ >1.2 mJ >0.5 mJ
プリパルス消光比5 1000:1
ポストパルス消光比6 100:1
動作温度範囲 ±5°C
エネルギー安定性 <0.5% rms over 24 hours
ビーム位置安定性 <5 µrad (rms)7
波長範囲8,9 780–820 nm9
空間モード TEM00 (M2 <1.25, both axes)
ビーム径 (1/e²) 10-11 mm (nominal)
偏光 Linear, Horizontal

注釈:

  1. 製品の継続的改良のため、仕様は予告無しに変更されることがあります
  2. パルス幅 (FWHM) 計測には、NewportのオートコリレーターPulseScout®で測定された、ガウシアンパルス波形 (デコンボリューション係数0.7) を使用します
  3. パルス幅につきましては、ご発注時にご指定ください
  4. ご使用になる繰返し周波数につきましては、発注時にご指定ください。追加オプティクスセットをご使用いただけますと繰返し周波数の変更は可能です。
    どの機種も設定された繰返し周波数よりも低い繰返し周波数での使用は可能です
  5. ピーク出力パルス強度とそのパルスの1ns以上前に出力されたパルスのピーク強度比を定義した場合
  6. ピーク出力パルス強度とそのパルスの1ns以上後に出力されたパルスのピーク強度比を定義した場合
  7. 一定の温度において。温度環境が変化する場合は<20µrad/°C (peak-to-peak)
  8. SHG、THG、FHG、OPAなど波長拡張につきましては、お問い合わせください
  9. 性能仕様はゲイン曲線のピーク時に適用されます。35fsバージョンの波長範囲は、795–805nmとなります
  10. Solstice Aceは、クラス4 (Class IV) 高出力レーザーであり、定義上そのビームは、危険かつ火災を発生する可能性があります。
    直接及び反射ビームの被ばくを防ぐための予防措置を講じてください。拡散反射であっても鏡面反射同様、深刻な皮膚や眼の損傷を引き起こす可能性があります

特徴

概要

Solstice Aceは、厳格な産業基準を満たすよう設計、製造、テストされた最初のフェムト秒超短パルスアンプです。モジュラーコンポーネントを採用し、調整不要のハードウェア、市場実績のあるポンプレーザーやシードレーザーが組み込まれています。その結果、幅広い超短パルスのアプリケーションに対し、業界をリードするハンズフリーの超短パルス光源が実現しました。

卓越した安定性

Solstice Aceは、温度変化が10°Cとなる環境にいても信頼性の高い動作が可能です。一般的なオプトメカニクスを使用する従来のレーザーとは異なり、Solstice Aceは調整不要のEternAlign光学マウントを採用して、長期的な安定性とパフォーマンスを最大化しています。再生増幅器とストレッチャー/コンプレッサーは、安定性を最大限確保するため、2つの独立した温度安定化エンクロージャーに収容されています。 Solstice Aceは、高い産業レベルの安定性を提供するために、幅広い環境で動作するように設計されております。

並外れたパフォーマンス

Solstice Aceは、Spectra-Physicsの特許取得済みAce再生増幅器キャビティが採用されており、1kHzで>7 W、5kHzで>8 W、10kHzで>7 W、パルス幅構成は<35fsから<120fsの範囲で提供しています。すべてのSolstice Aceの構成において、ビーム品質は非常に優れており(M2 <1.25)、OPAを励起するなど幅広い非線形分光アプリケーションに最適です。

互換性のあるパワーセンサー

Solstice Ace レーザーのパワーを検証および分析するには、Ophir 30A-BB-18 (7Z02692)  サーマル センサーおよび Centauri レーザーパワーメーターをお勧めします。このレーザー測定装置に関する追加情報は、ophiropt.com の Web サイトでご確認いただけます。アプリケーションによっては、他の Ophir センサーとディスプレイもSolstice Ace に適している場合があります。 また、 Ophir  はレーザーシステム開発者と協力し、OEM ソリューションとしてシステムパフォーマンスをモニターする組み込み型ビームプロファイリングを可能にしています。